はじめに

【限界になる前に】教員を辞めるか迷ったあなたへ|「もったいない」の正体がわかる10の質問【チェックリスト付き】

「教員を辞めるなんてもったいない」
そんな言葉に、何度も心が揺れたことはありませんか?

「教員 辞める もったいないって、よく言われるけど、本当にそうなのかな?」
「今のつらさを我慢してまで、教員を続けるべきなのかな?」
「もし教員を辞めたら、やっぱりもったいないって後悔するのかな……?」

そんなふうに悩みながら、誰にも打ち明けられず、
一人でぐるぐると考え込んでしまうこと、ありますよね。

実は私自身、17年間小学校教員として働き、過労で倒れ、
「もう続けることはできない」と退職するしかない状況に追い込まれました。

その時ずっと、心のどこかで
「教員 辞める もったいない」
「ここで辞めたら負けなんじゃないか」
そんな思いに縛られ、何度も立ち止まっていました。

でも今振り返ると、
あのときの「教員を辞めるなんてもったいない」という思いには、
自分自身の本音ではなく、周囲から刷り込まれた価値観がたくさん混ざっていたことに気づきました。

「安定しているから」「子どもたちのために頑張るべき」
そんな声に、知らず知らずのうちに縛られていたのです。

教員を辞めた今、私はインスタ運用代行やオンライン秘書として在宅で、
自分のペースを大切にしながら働ける道を見つけることができました。
あのとき、勇気を出して一歩踏み出した自分に、心から「ありがとう」と思っています。

だからこそ、あなたには、
私のように心も体も限界まで追い詰められてから動く。
そんな苦しい選択をしてほしくないのです。

この記事では、教員を辞めたらもったいないのでは?と迷うあなたが、
自分自身の気持ちに素直に向き合うための10の質問をご紹介します。

この10の質問に答えていくことで、

「自分はどうしたいのか」を自分の言葉で整理できる
「もったいない」というもやもやから自由になれる
辞める/続けるを、自分自身で納得して選べるようになる

そんな未来が、少しずつ見えてきます。

でも、今の迷いを抱えたままでいると、
何年経っても「もったいない」の呪縛に縛られたまま、

過去の私のように、「退職するしかない」と追い詰められてしまうかもしれません。

まずは、今感じている「もったいない」の正体を、一緒に丁寧に見つめていきましょう✨

教員を辞めるのは本当にもったいない?

「もったいない」の正体を知ろう

「教員 辞める もったいない」
この言葉に揺れながら、なかなか一歩を踏み出せないのは、あなたの心が弱いからではありません。

むしろ、

  • 教員という仕事に真剣に向き合ってきたからこそ
  • 子どもたちや周りの期待を大切にしてきたからこそ
    今、迷っているのです。

だからこそ、焦らなくて大丈夫。


まずは、「教員を辞めるのはもったいない」と感じてしまう理由を、一緒にゆっくり整理していきましょう。

なぜ「教員を辞めるのはもったいない」と思ってしまうのか?

「せっかく取った教員免許だから」
「安定した職業だから」
「子どもたちのために頑張らなきゃ」
「周りにどう思われるかわからない」

そんなふうに思ったことはありませんか?

これらの多くは、あなた自身が本当に心から望んだものではなく、
周囲から刷り込まれてきた価値観かもしれません。

一度立ち止まって、
「これは本当に私の気持ち?」
と問いかけてみることが、もやもやを晴らす第一歩です。

教員を続けるリスクにも目を向けてみよう

「教員を辞めるのはもったいない」と感じる一方で、
続けることのリスクについては、あまり深く考える機会がないかもしれません。

けれど、
本当は「今ここ」で立ち止まって考えることが、とても大切です。

教員を続けることで、失うかもしれないもの。
それは、目には見えにくいけれど、確かに存在しています。

心と体を壊すリスク

毎日忙殺されるスケジュール、膨大な業務量、尽きないプレッシャー。
無理を続けるうちに、心も体もすり減ってしまうことがあります。

私自身も、
「あと少し頑張れば」
「子どもたちのために」
そう自分に言い聞かせながら働き続け、気づいたときには倒れてしまっていました。

この記事を読んでくれているあなたには、どうか同じ道を歩んでほしくないと思っています。

家族との時間を失うリスク

「家にいても、仕事のことが頭から離れない」
「土日も持ち帰りの仕事でいっぱい」

そんなふうに、気づかないうちに
家族との大切な時間や、自分自身の人生の時間が、少しずつ削られていくこともあります。

自分自身を押し殺してしまうリスク

「こうあるべき」「頑張るべき」という枠の中で、
本当の自分の気持ちを押し込め続けてしまう。

それは、長い目で見ると、
自分を大切にすることを少しずつ失ってしまうことにつながります。

だから、
「教員を辞めるのはもったいない」というもやもやに向き合うときには、
続けた場合の未来にも、ちゃんと目を向けてあげてほしいのです。

  • 「もったいない」と感じる理由を整理する
  • 「続けたらどうなるか」のリスクにも気づく

この2つができたら、
いよいよ、あなた自身の本当の気持ちを見つめる時間です。

次は、
【あなたの本音を確かめる10の質問】に取り組んでみましょう。

あなたの本音を確かめる10の質問

ここまで読んでくださったあなたは、
きっと今、心のどこかで「このままでいいのかな」と感じているはずです。

でも、いきなり「辞める」か「続ける」かを白黒はっきり決める必要はありません。
まずは、あなた自身の心の声を、そっと聞いてあげることから始めましょう。

そこで、
教員を辞めるか迷ったときに、自分自身の本音を確かめるための10の質問を用意しました。

ぜひ、ノートやメモを用意して、ひとつひとつ、書き出しながら答えてみてください✨

頭の中で考えるだけでは気づけなかったあなたの本音や、もやもやの正体が、きっと見えてきます。

ここにボックスタイトルを入力

① 今、教員の仕事で「一番つらい」と感じていることは何ですか?

② そのつらさを、あと何年我慢できそうですか?

③ 教員を辞めたいと考えたとき、最初に浮かぶ感情は何ですか?

④ 「教員を辞めるのはもったいない」と思う理由を、3つ挙げてください。

⑤ その「もったいない」の理由は、本当にあなた自身が望んでいるものですか?
周囲の期待や価値観ではないですか?

⑥ 教員を辞めたら、どんな未来が少しでも想像できますか?
(現実的かどうかは気にせず、自由に書いてOK)

⑦ 逆に、このまま教員を続けたら、どんな未来が待っていると思いますか?

⑧ あなたにとって「働くこと」「仕事をすること」の意味は何ですか?

⑨ 教員以外で、少しでも「やってみたい」「興味がある」と思うことはありますか?

⑩「教員 辞める もったいない」と思ったとき、あなたが本当に望んでいたものは何ですか?

質問に答えたら、改めて自分の言葉を読み返してみてください。

  • 本当に大切にしたいもの
  • 本当は手放してもいいもの

それが、ぼんやりとでも、きっと見えてきたのではないでしょうか?

自分の今の状態をチェックしてみよう|辞めたいレベル診断

ここまで書き出してみて、少しずつ本音が見えてかもしれません。

とはいえ、「自分が今どれくらい疲れているのか」「辞めたい気持ちはどの段階なのか」は、客観的に見えづらいもの。

そこで、ここでは【辞めたいレベル診断】を使って、あなたの今の状態をチェックしてみましょう!

3つの質問に○×で答えてください

  1. 朝起きると、仕事のことを考えて憂うつになる日が週4日以上ある

  2. 最近、「自分が頑張っている意味がわからない」と感じることがある

  3. 「辞めたらラクになれるかも」と思うことがある

診断結果の目安

  • ○が0個 → 【安定ゾーン】
    まだ余裕がありそう。今のまま働きつつ、定期的に本音を見直してOK!

  • ○が1〜2個 → 【グレーゾーン】
    もやもやが積もっている可能性あり。小さな行動を始めて、自分の選択肢を増やしておくと安心です。

  • ○が3個 → 【レッドゾーン】
    今の働き方が心や体に負担をかけているかも。無理を続ける前に、身近な人や専門家に相談を。

これは「辞める/辞めない」を決めるものではありません。
あなたが今、どこに立っているのかを知るヒントです。

そして、どのレベルであっても大丈夫。
大切なのは、「あなたの気持ちを無視しない」ことです。

教員を辞める?続ける?迷ったときの選択肢

本音に向き合ってみたあと、
「それでもやっぱり迷ってしまう…」と感じていませんか?

それは、決して悪いことではありません。

むしろ、あなたがちゃんと考えて、自分を大切にしようとしている証拠です。

自分を守る

「今のままでいいのか分からない」
「辞めたいけど、本当に辞めていいのか不安」
「続けたら心や体が壊れそうで怖い」

そんな気持ちを抱えているなら、
まずは自分を守る選択をしていいんです。

  • 退職に向けて考えてみる
  • お休みをもらう
  • 仕事をしない時間を確保する

そして、忘れないでほしいのは
教員を辞めても、また戻ることはできます。

実際に私は、正規の働き方を退職した後、臨時任用として復帰した経験があります。

「辞めたら人生が終わる」なんてことはありません。
働き方は、思っている以上に柔軟で、自由で、選べる時代です。

動きながら考える

「決める」のではなく、
「動きながら考える」という選択肢もあります。

焦らず、でも止まらないために、
今できる小さな一歩を、いくつかご提案します。

今からできる、小さな一歩の例

  • 教員を辞めた人の体験談をいくつか読んでみる

  • キャリア相談やカウンセリングを受けてみる

  • SNSやブログで新しい働き方に触れてみる

  • 家族や信頼できる人に、今の気持ちを少しだけ話してみる

  • このページをブックマークして、週末にもう一度見直してみる

ポイントは…

「辞める覚悟」よりも、
「自分の選択肢を増やすこと」から始めること。

あなたの未来は、今この瞬間から、少しずつ変えていくことができます。

広がる新しい可能性

「教員を辞めるのはもったいない」そう思って踏み出せないまま、時間だけが過ぎていく。

でも、もったいないのは、あなたの未来をあきらめることかもしれません。

実際に私自身、教員を辞めたことで、
新しい働き方や価値観に出会い、今は「自分らしい働き方」を見つけられました。

ここでは、「教員を辞めたら終わり」ではなく、その先にどんな可能性があるのかをご紹介します。

教員スキルは、違う場所でも活かせる可能性

長年教員として積み上げてきたスキルは、
決して「学校の中」でしか使えないものではありません。

たとえば…

  • 伝える力 → オンライン講師・教育系メディアのライター
  • 資料作成・発信力 → SNS運用代行・オンライン秘書
  • マネジメント・人間関係調整 → 人材育成・チームマネージャー

「経験の棚卸し」をしてみると、思っていた以上に、あなたのスキルには価値があることに気が付くと思います。

自分らしい働き方が見つかる可能性

教員を辞めたあとは、会社員として転職するだけではなく、
もっと柔軟で自分に合った働き方も選べる時代です。

たとえば…

【働き方⇨在宅ワーク】

  • 家にいながらできる働き方、時間も内容も、自分で選択

業務⇨WebマーケティングやSNS運用

  • 「どう伝えるか」「どう届けるか」を考える力、目的や目標に向かって戦略を立てて実行していく力が活かされます。

私も現在、在宅でInstagram運用代行やオンライン秘書として働いています。
子どもとの時間を持ちつつ、仕事のやりがいも感じられる日々です。

どんな未来を選ぶかは、あなたが決めていい

「教員を辞めてもったいない」かどうか──
それは、何を大切にして生きていきたいかによって、まったく変わります。

大切なのは、
過去のキャリアに縛られることではなく、
これからの未来を自分の手で選び取ることです。

さいごに|「もったいない」に縛られず、あなたの未来を選ぼう

「教員を辞めるのはもったいない」
そう言われると、心が揺れてしまうのは当然です。

これまでたくさんの時間と情熱を注いで、
子どもたちのため、学校のために頑張ってきたあなたですから。

でも、「もったいないから辞めない」ことが、本当にあなたの幸せにつながるでしょうか?

辞めたからといって、それまでの経験や想いがなくなるわけではありません。
それらはすべて、あなたの中にしっかりと残っていきます。

だからこそ、
「教員を続けるか、辞めるか」ではなく
「これから、どう生きていきたいか」を軸に考えていいんです。

少しでも
「今のままでいいのかな?」と感じたなら、
そのもやもやこそが、変わりたいと願う心のサイン

あなたの未来は、あなたが選べます。
「もったいない」に縛られず、
あなただけの働き方と生き方を、これから見つけていきましょう✨

もやもやを整理した今、次に気になるのは「じゃあ私はどうしたらいいの?」ということかもしれません。
あなたが今どの段階にいても、自分に合った一歩を選べば大丈夫😊
気になるテーマから、次の記事もぜひ読んでみてくださいね。