そんなふうに感じていませんか?
数年前の私も、まったく同じ気持ちでした。
小学校教員を17年間続けてきた私は、「在宅ワーク」という言葉すら知らないまま、
過労で倒れたことをきっかけに「家で働けたらいいな」と、思い描くようになりました。
でも、実際にどうやって始めればいいのかがまったく分からず、
1年以上、スマホで検索しながらもやもやしていたんです。
実はその後、よくわからないまま始めてしまい、
自分に合わない仕事を選んでしまったこともありました。
続かなくて落ち込んだり、時間ばかりかかって疲れてしまったり…。
けれど今、教員を辞めてからの道のりを振り返ってみると、
「準備のステップ」さえわかっていれば、もっとスムーズに進めたなと感じています。
だからこそ、この記事では、私のように悩んでいる方に向けて、
未経験からでもムリなく始められる【在宅ワークの準備5ステップ】を、実体験をまじえて1つ1つご紹介していきますね。
- 「このままでいいのかな…」と、今の働き方や仕事に悩んでいる
- 在宅ワークに興味はあるけど、準備の仕方がわからない
- 副業・パート・フリーランス…自分に向いてる働き方を知りたい
読み終わるころには、きっと
「私にもできるかも」と小さな一歩を踏み出す勇気が湧いているはずです。
それでは、さっそく始めていきましょう!
ステップ1|自己分析と理想の働き方を確認しよう

在宅ワークを始める前に、まずやってほしいのが 「自分を知ること」です。
「自己分析」と聞くとちょっと堅く感じるかもしれませんが、
ここでは、次のようなことをノートやスマホのメモに書き出してみるだけでOKです!
①どんな働き方をしたい?
- 安定した収入が欲しい?
- 家事や育児と両立しながら、短時間で働きたい?
- 将来的にはフリーランスとして自立したい?
自分が「どんな働き方を理想としているのか」を言語化しておくことで、
向いている在宅ワークのタイプが見えてきます。
まだ働き方の違いがよく分からない…という方は、前回の記事で解説しています!
②どんな時間帯・ペースで働きたい?
- 1日1時間? 週に20時間くらい?
- 朝型?夜型?
- 家族との時間とどう両立できそう?
在宅ワークは時間の自由度が高い分、自分でペースを設計する必要があります。
まずは、「このくらいならできそう」「挑戦してみよう」と考えてみましょう。
③今の自分にできること・興味があることは?
- パソコンは得意?苦手?
- 書くのが好き?人と話すのが好き?
- SNSはよく見る?発信もしてる?
最初からスキルがある必要はありません。
でも、「自分はどんなことが得意かな」「どんな働き方なら続けられそうかな」と考えることで、選ぶ仕事の幅がグッと絞りやすくなります。
また、叶えたい働き方を実現するために「必要なこと」「必要なスキル」も見えてきますよ。
ちなみに私の場合…
最初は「教員しかやってこなかったし、他にできることなんてない」と思っていました。
でも、自己分析をして
- 誰かの「本当はこうしたい!」を叶えるサポートが好き
- コツコツ準備をして進めていくのが得意
- 表には見えないところを整えたり、流れを作ったりするのが好き
というところに気づいて、「オンライン秘書」や「インスタ運用代行」の仕事にたどり着きました。
このステップを飛ばして始めてしまった時期は、
「合わない仕事を受けて、続かなかった…」「時間ばかりかかって疲弊してしまった」なんて経験もしています。
だからこそ、最初にちょっとだけ立ち止まって考えてみるのが、
遠回りに見えて、実は一番の近道になるんです。
ステップ2|在宅ワークのための「環境」を整えよう
「よし、働き方も見えてきた!やってみよう!」
そう思って動き出しても、
そんなこと、ありませんか?
実はこれ、在宅ワークあるあるです。
どんな仕事をするにしても、落ち着いて作業できる環境があるだけで、
スタートのしやすさがグッと変わります。
作業スペースの見直しから
特別な部屋がなくても大丈夫です。
たとえば…
- 小さな机を壁に向けて置く
- 作業時間だけリビングの一角を「仕事モード」にする
- ヘッドホンをつけて「集中スイッチ」を入れる
私が最初にやったこと
私は仕事部屋があるのですが、リビングにも小さな作業スペースを作りました。
いつでも「すぐに仕事や学びができるように」しておきたいと思ったから。
それに、子どもの様子を見られたり、わんこたちと一緒にいられるのが、私にとってはすごく大事だったんです。
最初は「仕事=こもるもの」だと思っていたけど、
生活と仕事をゆるやかにつなげることで、むしろ気持ちもラクに。
自分にとって心地いいバランスを探していくことが、
在宅ワークを続けるうえでとっても大切だと感じています。
ネット・パソコン環境をチェック
在宅ワークに必要なのは、最低限こちらの2つ。
- パソコン(またはタブレット)
- 安定したインターネット回線
スマホだけでもできる仕事はありますが、長く続けたいならパソコンがあると安心です。
最初は中古やレンタルでもOK!
そして、ネット回線が不安定だと
「Zoomが固まる」「データ送れない…」など、ストレスの原因に。
私も最初の頃、大事なZoomミーティング中に画面が固まってしまって…
焦りすぎて、汗が止まりませんでした。
それ以来、部屋ごとにネット環境を調べて、
Wifiが一番安定している場所を「ミーティング部屋」として使うように。
ちょっとした工夫ですが、今では安心してオンラインの仕事ができるようになりました。
ステップ3|やってみるためのミニスキルを見つけよう

そう思った方もいるかもしれません。
でも、この在宅ワークという働き方に必要なスキルは、完璧なスキルや資格ではありません。
たとえば、こんなことも立派なスキルです!
- Canvaでの簡単な画像作成
- Googleスプレッドシートで表をつくる
- タイピングしてWordで文章をまとめる
- Zoomで打ち合わせができる など…
「これならできそうかも!」と感じたことから、小さく始めていけばOKなんです。
過去の経験からスキルを見つける
私自身、前職(教員)で資料や文書の作成、簡単なスライドショーの準備などをしていたことが、役に立っています。
さらに、
- 相手の立場に立って考える力
- 「どう伝えたらわかりやすいかな?」と想像する力
- 全体をスムーズに進めるための計画力
など、目に見えないスキルも、大きな武器になっていると感じています。
「楽しい」がスキルの入口になることも
Canvaを初めて触ったとき、
「あれ?楽しいかも!」と感じて、夢中で何時間も作業してしまったことがありました。
好き・楽しいと感じたことって、自然と手を動かせるし、上達も早いんです。
特に在宅ワークでは、自分が楽しめることを仕事にできるかどうかが、続けられるポイントにもなります。
学びながら働く、という選択肢
「スキルを身につけてから働かなきゃ」ではなく、
「仕事をしながらスキルを身につけていく」という考え方で大丈夫!
実際に、私もお仕事をしながら、日々学び、少しずつスキルを育てている最中です。
すべてを揃えなくても、「今できることからやってみる」。
その積み重ねが、未来の自分をつくっていきます。
ステップ4|仕事の探し方&応募のコツを知ろう

スキルや環境が整ってきたら、いよいよ【仕事を探す】ステップ。
とはいえ…
私なんて応募してもいいのかな…?
そんな不安、すごくよく分かります。
私も最初は「場違いかも…」と感じ、募集ページを見ては閉じる…を繰り返していました。
お仕事探しも、最初からうまくやろうとしなくて大丈夫なんです。
第一歩として、「どんな仕事があるのか」を知ることから始めていきましょう。
仕事を探すなら、登録から
クラウドソーシングを使う
はじめに、仕事を探せるサイトに登録してみましょう。
登録はすべて無料で、案件をのぞくだけでもOK!
実績ゼロでも始めやすい仕事
- データ入力
- 文字起こし
- Canvaでの画像作成
- テキストチェックやリサーチ業務 など
最初の一歩にぴったりの案件もたくさんありますよ。
「他にはどんな仕事があるの?」と気になった方は、
経験談つきでまとめたこちらの記事もどうぞ!
ステップ5|プロフィール文と応募文を書こう

「お仕事探し、ちょっとイメージできてきたかも…!」
そんなあなたが次にやることは、【プロフィール文】や【応募文】の準備です。
とはいえ…
どこまで書けばいいの?
そんな方も大丈夫。
伝えたいのは「自分のすごさ」ではなく、「安心して依頼してもらえる理由」です。
プロフィール文は「自己紹介」ではなく「提案文」
多くの人がやりがちなのが、「私は○○が好きです」「こんな性格です」といった自己紹介風の書き方。
でもクライアントが知りたいのは、
- どんな人柄で(→信頼できそう?)
- どんなことができて(→お願いできそう?)
- どんな姿勢で仕事をするか(→丁寧にやってくれそう?)
ということ。
つまり、プロフィール文は、提案文のつもりで書くと伝わりやすくなります。
プロフィール文を書こう
応募の前に、プロフィールページを整えておくと、より信頼感が高まります。
特に初心者さんの場合は、「この人なら任せても大丈夫そう」と思ってもらえることが何より大切。
そのために意識したいのが、次の3つです。
①人柄(安心できるか)
仕事に向き合う姿勢を言葉にしてみましょう。
「丁寧に取り組むことを大切にしています」など、あなたの人柄が伝わると◎
②「できること」を具体的に書く
たとえば「Canvaでの画像作成」「Googleスプレッドシートでの表づくり」など、ツール名や作業内容を具体的に書きましょう。
③「実績や経験」を入れる
数字を入れると、より「信頼感」や「具体性」がわかりやすくなりますよ。
応募文のポイントをチェック!
実際に案件に応募するときは、以下のような構成で書くと、相手に信頼してもらいやすくなります。
応募先に合わせて「関連する経験」を書こう
例えば…インスタ運用代行の案件なら
→ 「Canvaを使って、Instagram投稿画像を作成した経験があります」
など、「この仕事に活かせそうな経験」や「取り組んできたこと」をピックアップして書くと、グッと説得力が増します。
全体のポイントまとめ
- 挨拶+簡単な自己紹介
- 案件に応募した理由
- 関連する経験・スキルを具体的に
- 信頼してもらえる仕事の姿勢
- 最後に感謝と前向きなひとこと
応募文のテンプレート例
インスタ運用代行の案件に応募する場合
はじめまして。〇〇と申します。
これまでにCanvaを使って、Instagram投稿画像を○件以上制作してまいりました。
トンマナやペルソナに合わせたデザイン・文言を意識し、見た方に伝わりやすい投稿づくりを心がけております。
こうした経験を活かし、御社のInstagram運用に貢献できればと思い、応募いたしました。
また、前職では◯◯の業務に携わり、相手の意図をくみ取りながら丁寧に仕事を進めることを大切にしてきました。
納期やコミュニケーションをしっかり守り、誠実に対応いたします。
ご縁をいただけましたら、責任を持って取り組ませていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
まだ実績が少ない人こそ、「信頼される姿勢」が強みになる
未経験であっても、
- 納期を守る
- 誠実に対応する
- わからないことは確認する
といった基本的な姿勢がしっかり伝わると、「しっかり対応してくれそう」と感じてもらえます。
プロフィールと応募文は、最初の信頼貯金
在宅ワークでは、スキルだけでなく「この人なら大丈夫そう」と思ってもらえることも大切です。
プロフィール文や応募文は、そのための「はじめの信頼貯金」。
だからこそ、難しく考えすぎず、シンプルに「この人に任せたい」と思ってもらえるように書くことがゴールです。
未経験から在宅ワークを始めるなら、こうした小さな信頼の積み重ねが、次のチャンスにもつながっていきます。
さいごに|できることから、始めてみよう

在宅ワークの準備は、特別なスキルや整った環境がないとできないわけではありません。
- 自分の「理想の働き方」を考えてみる
- 今ある環境で、少しだけ整えてみる
- スキルを知って、やってみる
- 気になるサイトに登録してみる
- プロフィール文と応募文を書く
一つ一つのステップを積み重ねることで、
「いつかできたらいいな」だった働き方が、少しずつ現実になっていきます。
実際、私自身も学び、ステップアップを叶えている最中ですが、
小さな一歩からでも、未来を変えていける。そう実感しています。
今の働き方にもやもやしていたり、
「もっと自分らしく働きたい」と感じているなら…【自分にできること】から、小さく始めてみてくださいね✨
最後まで読んでくださってありがとうございました!